カジママのお掃除代行をご利用されたご高齢のお客様からの言葉【京都】

2024.8.15 2024.8.15

一人暮らしのご高齢男性のお客様

先日、3年間ほどご利用いただいたご高齢の京都のお客様と電話でお話しする機会がありました。
このお客様とのご縁が始まったのは、今からちょうど3年前の夏のことでした。
猛暑が続く京都の夏、娘さんからの「父が一人で暮らしている実家の掃除をお願いしたい」というご連絡が、私たちへの最初のご依頼でした。
その時は、お客様の家庭事情について深く知ることはできませんでしたが、すぐに私たちの京都の女性スタッフがお掃除代行を担当することとなりました。

このようなご依頼は決して珍しいものではありません。特に、ご高齢のご両親と息子さん、娘さんが別々に暮らしている家庭においては、実家の家事を代行してほしいというご依頼が多く寄せられます。
特に高度経済成長期以降、日本では核家族化が進行し、家族が一緒に暮らすことが難しくなっています。また、都市部で一人暮らしをしている方が増えており、その影響で親世代が遠く離れた場所で一人暮らしをするケースが多く見受けられます。
こうした社会背景の中で、私たちは様々な家族の形に対応し、それぞれのお客様にご満足いただけるように、日々努めています。

新規のお客様の場合、事前にいただく情報だけでは、実際のご家庭の状況や雰囲気を完全に把握することは難しい場合があります。実際にお客様のご家庭に訪問し、家事代行のサービスを提供する場所を確認してから、ようやく私たちの仕事のイメージが具体的に固まってくるのです。今回の京都のお客様も例外ではなく、少しでもご高齢のお父様のお役に立てるようにという思いで、お仕事をスタートしました。

最初こそ、娘さんが私たちの家事代行マッチングサービス・カジママを通じて代わりに予約をされましたが、その後はお父様ご自身が予約の仕方を娘さんから教わり、徐々にご自身で対応されるようになりました。
もちろん、わからないことがある時は、私たちが電話でサポートさせていただくこともありました。
「いつもありがとうございます！じゃあ、ちょっと自分でやってみますね」
電話の向こうから聞こえてくるお父様の穏やかな口調に、いつも感謝の気持ちを感じました。

入院中の奥様をお待ちのお父様からの感謝のお言葉

スタッフからも「いつも丁寧にご対応される、良いお客様です」と聞いていました。
ある日、スタッフから「奥様が入院していて、病気の治療をしているとお父様がおっしゃっていました」との報告がありました。いつも穏やかに接してくださるお父様が、その裏で奥様の一日も早い回復を心から願っていることを知り、私たちもその気持ちに応えたいと強く感じました。お掃除を通してお父様の生活が少しでも快適になるよう、心を込めてサービスを提供し続けました。

それからしばらく経ったある日、再びスタッフから「◯◯さん宅のお仕事は8月いっぱいで終了するそうです」と報告がありました。その後、お父様からお電話があり、

「妻の病気が完治して、家で自分で家事ができるようになってきました。カジママさんには大変お世話になりました！ありがとうございました。また、何かあれば必ずカジママさんにお願いします」と明るい口調でお話しされていました。
お父様宅でのお仕事が一区切りとなるのは少し寂しい気もしましたが、何よりお父様のご家族が本来の形に戻ることが何よりも嬉しかったです。